【実体験】未経験からITエンジニアに転職して後悔した話|4社経験してわかった「最初の選択ミス」
この記事を開いたあなたは、たぶんそんな不安を抱えていると思います。
結論から言うと、僕は後悔しました。しかも2社連続で。
携帯販売の仕事からエンジニアに転職し、配属ガチャ、独自フレームワーク、10ヶ月放置――。「エンジニアになったこと」自体は間違っていなかったけど、会社の選び方を間違えたせいで、最初の4年間はかなり遠回りをしました。
ただ、3社目で転機が来て、4社目では「後悔しない転職」がようやくできました。年収も250万→510万まで上がっています。
この記事では、4社を経験した僕のリアルな体験をベースに、「なぜ後悔が起きたのか」「どうすれば防げるのか」を整理しています。
未経験からエンジニアを目指しているあなたが、僕と同じ失敗をしないために。少しでも参考になればうれしいです。
未経験からエンジニアになった僕が、最初の2社で後悔したこと
まず、僕のキャリアをざっくりまとめるとこんな感じです。
| 会社 | 在籍期間 | 年収 | 主な技術 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1社目 | 約2年 | 約250万 | Java・JavaScript | 配属ガチャ・たらい回し |
| 2社目 | 約2年 | 約260万 | Java | 独自FW・10ヶ月放置 |
| 3社目 | 約2年 | 約400万 | TypeScript・C#・Xamarin | 初めて評価された転機 |
| 4社目 | 現在 | 約510万 | Angular・TypeScript・C# | 意思決定の質を上げて入社 |
見てもらうとわかるように、最初の2社は年収もほぼ変わらず、キャリア的にもかなり停滞していました。
ここから、1社目・2社目で具体的に何が起きたかを話していきます。
配属ガチャで希望と違う現場に飛ばされた
僕は無料のプログラミングスクール(0円スクール)でJavaを学んで、エンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
しかし、「開発がやりたい」と思って入社したのに、最初に配属されたのはインフラの現場でした。
楽しくない。やりたいことと違う。でも当時は「開発」と「インフラ」の違いすら曖昧だったので
とモヤモヤしながら半年を過ごしました。
半年後、自分から希望を出してJava開発の案件に異動。ここで初めて「自分がやりたいのは開発だ」とはっきり確信できました。
ただ、配属された開発案件は工場の生産管理システム。スマホで見ていたようなWebサービスとは全然違うもので、「開発」の中にもいろんな種類があることを、このとき初めて知りました。
半年スパンで現場が変わり、何も積み上がらなかった
1社目では、現場が半年スパンでコロコロ変わりました。
僕が経験した現場はこんな感じです。
- インフラ
- 工場の生産管理システム開発
- 搬送システムのコンバート
- 介護機器の開発
- 生命保険のシステム
2年で5つの現場。1つの技術や業務をじっくり深掘りする前に、次の現場に移される。積み上がっている実感がまるでなくて、「たらい回しにされている」という感覚が強かったです。
途中、営業から「SQLチューニングの案件があるけどどう?」と提案されたこともありましたが、自分がやりたいのは開発だったので断りました。
「Java開発ができる」という条件で入ったら、独自フレームワークだった
1社目の反省を踏まえて、2社目は条件をちゃんと確認して転職しました。
- WebアプリまたはモバイルアプリのJava開発ができる
- 自社開発・受託・または最低でも一次請け
「一次請け」で「Java開発ができる」。条件は合っている。よし、ここなら大丈夫だろう。
…そう思って入社したら、使っていたのは「楽々Framework2」という独自のマイナーフレームワークでした。
ドキュメントも微妙で、ネットで調べても情報がほとんど出てこない。この技術を覚えても、次の転職先で活かせる気がしない。モチベーションはどんどん下がっていきました。
これだけでもきつかったのですが、さらにコロナ禍で事業が縮小して別部署に異動になり、最終的には約10ヶ月ほぼ仕事がない状態が続きました。タスク管理ツールを眺めて簡単なテストをするだけの日々。何度も催促しましたが状況は変わらず、「ここにいても積み上がるものはない」と見切って転職活動を始めました。
転機は3社目だった――「絞り続けた判断」が返ってきた
ここまで読むと、「後悔ばかりじゃん…」と思うかもしれません。
でも、3社目で状況が変わりました。しかも、その変化は「運が良かった」のではなく、1社目のころからやっていた”ある判断”が、ようやく返ってきたという話です。
1社目からやっていた「1つだけ意味があったこと」
振り返ってみると、1社目・2社目は後悔だらけでした。でも、1つだけずっと続けていたことがありました。
「Javaの開発案件に絞り続けた」こと。
- インフラに配属されたとき
→ 自分から希望を出して開発に変えてもらった - SQLチューニングの案件を提案されたとき
→ 断ってJava開発に絞った - 2社目でノーコード中心になったとき
→ 見切って転職活動を始めた
派手な行動ではないですが、「やりたくないことをやらない」「自分の軸からズレる案件には乗らない」という判断を、一貫して守り続けていました。
当時はこの判断に自信なんてなかったです。でも結果的に、Java開発の実務経験が約3年分、途切れずに積み上がっていた。そしてそれが市場でちゃんと評価されることを、3社目の転職活動で知ることになります。
面接で「その経験でその年収は低すぎる」と言われた話
2社目の放置期間中、見切りをつけて転職活動を始めました。転職エージェントと転職サイトのスカウト機能を併用して動いていたところ、スカウト経由で面接を受けた企業の面接官にこう言われたんです。
正直、自分では「マイナーな技術しか積めていない」と思い込んでいました。でも、約3年のJava実務経験は、市場から見ると十分な価値があったんです。
結果、3社目の年収は約400万円。前職から+140万円のアップでした。
しかもこれ、自分から年収交渉を仕掛けたわけではありません。先方の提示額がそもそも高かったんです。「頑張って交渉して上げた」のではなく、「適切な市場に出たら、勝手に上がった」という感覚でした。
振り返ってわかった、僕の後悔が起きた原因と逆に効いていた判断
4社を経験した今、改めて最初の2社を振り返ると、後悔にはパターンがあったと感じています。
ここでは、僕自身の後悔を整理してみます。一般論ではなく、あくまで「僕の場合はこうだった」という話です。
僕の後悔に共通していた3つの原因
僕の後悔を整理すると、大きく3つの原因に集約されました。
| 原因 | 具体的に何が起きたか | なぜそうなったか |
|---|---|---|
| ①入口の手軽さだけで決めた | 無料スクール→そのまま提携先に入社。配属先も技術も選べなかった | 「無料で学べて就職もできる」に飛びついた |
| ②条件のラベルだけで判断した | 「一次請け」「Java開発」を信じたが、実態は独自FWだった | 使う技術やFWの名前まで確認しなかった |
| ③「何を積み上げたいか」が曖昧だった | 「開発がやりたい」程度のぼんやりした希望だった | 言語やFW単位での目標がなかった |
どれも「入社前の情報収集と自己分析が足りなかった」に行き着きます。
特に②は痛い失敗でした。「一次請け」「Java開発ができる」というラベルは嘘ではなかったのですが、その裏に「独自のマイナーFWを使っている」という事実がありました。ラベルだけを信じて、一歩踏み込んだ確認をしなかったことが失敗の本質です。
逆に効いていた判断――「やらないこと」を決めていたこと
一方で、振り返ってみると効いていた判断もありました。
それが、先ほど話した「Javaの開発案件に絞り続けた」こと。
インフラを断って開発に変えてもらい、SQLチューニングを断ってJava開発に絞り、ノーコード中心になったら見切って転職しました。その結果、約3年分のJava開発の実務経験が途切れずに残っていて、3社目の転職で初めてそれが市場価値として返ってきたわけです。
もし途中で「まあインフラでもいいか」「SQLチューニングもやっておくか」と流されていたり、放置期間で見切りをつけて転職していなければ、3社目であの評価はもらえなかったと思います。
未経験者の方に伝えたいのは、「1社目を選ぶ前に、何を積み上げたいかを決めておくこと」の重要性です。入社後に「これは違う」と思ったとき、軸がないと流されてしまう。軸があれば、断る・辞める判断ができます。
もし1社目を選ぶ前の自分に戻れるなら、この段階でウズウズIT(UZUZ IT)のようなエンジニア転職に特化したエージェントに相談します。「自分が何をやりたいかまだはっきりしない」という状態でも、一緒に整理するところから始められるので。
4社目で「後悔しない転職」ができた理由
3社目で転機が来て、4社目ではようやく「後悔しない転職」ができました。
年収は約510万。1社目の約250万から約2倍になっています。でも大事なのは年収よりも、入社後のミスマッチがほとんどなかったこと。
ここでは、4社目の転職で実際にやったことを具体的に紹介します。1社目を選ぶ段階の方にもそのまま使える考え方だと思います。
技術スタック・年収・長期で働けるか、の3軸で条件を整理した
過去の失敗を踏まえて、転職活動を始める前に「何を譲れないか」を3つの軸で整理しました。
| 軸 | 具体的な条件 | 過去の失敗との対応 |
|---|---|---|
| 技術スタック | 市場でメジャーな技術・FWか | 2社目の独自FWで失敗 |
| 年収水準 | 前職以上 | 1社目・2社目は低すぎた |
| 長期で働けるか | 案件がコロコロ変わらないか | 1社目のたらい回しで失敗 |
1社目は「無料スクールの提携先にそのまま入社」、2社目は「一次請け・Java開発」のラベルだけで判断して、どちらも失敗しました。4社目では、「実際に何の技術を使うか」「どれくらい長く同じ現場で働けるか」まで面接で直接確認するようにしました。
面接で「やりたいこと」を具体的に明言した
条件を整理するだけでなく、面接の場で整理した内容を元に自分の希望を具体的に伝えたのも4社目で変えたことです。
- 「ReactとTypeScriptでフロント開発をやりたい」
- 「長期で同じプロジェクトに関わりたい」
1社目・2社目では、「開発がやりたいです」くらいのざっくりした伝え方しかしていませんでした。相手からすれば「開発って言われても、何の開発?」ですよね。希望が曖昧だと、会社側も何を提供すれば満足するかがわからない。結果、お互いにとってミスマッチが起きやすくなります。
4社目では希望を言語・フレームワーク単位で具体的に伝えたことで、入社後に「聞いてた話と違う」がほとんど起きませんでした。
100%の理想でなくても、判断軸に合っていれば決断した
4社目の技術スタックはAngular + TypeScript + C#です。
正直に言うと、Reactをやりたかったです。AngularはReactほど市場シェアが高くないので、次の転職を見据えるとやや気になる部分ではあります。
でも、「技術スタック」「年収」「長期で働けるか」の3軸で見たとき、総合的にはかなり良い条件でした。TypeScriptもC#も市場でメジャーな技術だし、年収も上がっている。案件も安定している。
Reactではなかったけど、自分が決めた3つの軸には十分合っていました。だから入社を決めました。
僕の経験から伝えたい、未経験エンジニアが後悔しないためにやるべきこと
ここからは、4社を経験した僕が「未経験のとき、これを知っていれば後悔しなかったのに」と思うことを、ステップとして整理します。
入社後の話(案件を断る判断など)ではなく、今すぐできることに絞っています。
ステップ1:「開発」の中にも種類があることを知る
僕は1社目で「開発ができる」と思って入社し、工場の生産管理システムの開発に配属されました。スマホで見ていたようなWebサービスとは全然違うもので、「開発」の中にもこんなに種類があるのかと驚きました。
ざっくり分けると、こんな感じです。
業務系
工場の生産管理、保険の基幹システム、物流管理など
サービス系(Web)
ECサイト、SNS、SaaS系プロダクトなど
モバイル
スマホアプリ(iOS / Android / クロスプラットフォーム)
「自分はどの開発をやりたいのか」をぼんやりでもいいので考えておくと、1社目選びの精度が上がります。
ステップ2:「何を積み上げたいか」を言語化する
僕の経験から言えるのは、「メジャーな技術を積み上げること」が転職市場での評価に直結するということです。
独自フレームワークやノーコードツールを使い続けても、その知識は外に持ち出しにくい。一方、Java、TypeScript、React、C#といったメジャーな言語・FWの実務経験は、次の転職でそのまま武器になります。
未経験の段階で完璧に決める必要はありません。でも、「自分はどの言語・技術を軸にキャリアを積みたいか」をざっくりでも考えておくだけで、1社目選びの判断軸ができます。
ステップ3:1社目の選び方を間違えない(面接で確認すべき5つの質問)
僕が4社の経験を通じて「これは面接で聞いておくべきだった」と感じた質問を5つ挙げます。
求人票に書いてあることだけを信じず、面接の場で直接聞く。これだけで「入社後のギャップ」はかなり減らせますし、ちゃんと質問に答えてくれる企業は、希望する案件に入れてもらえる可能性が高いと思います。
ステップ4:転職エージェントは「1社目を間違えないための手段」として使う
ここまで読んで、「ステップ3の質問、未経験の自分がいきなり面接で聞けるかな…」と不安に思った方もいるかもしれません。
正直、僕も1社目のときは無理だったと思います。そもそも「何を確認すればいいか」がわかっていなかったので、求人票に書いてあることを鵜呑みにするしかなかった。それが配属ガチャや独自フレームワークの失敗につながりました。
もし1社目を選ぶ前の自分に戻れるなら、最初にやるのはエージェントに相談することです。
エージェントを使うメリットは、求人を紹介してもらうことだけではありません。未経験の自分では思いつかなかった確認ポイントを一緒に整理してもらったり、求人票の裏にある実態(実際に使う技術は何か、未経験者は入社後どんな業務からスタートするのかなど)を代わりに確認してもらえます。
つまり、「何を聞けばいいかわからない」という段階でも動き出せるのがエージェントの一番の価値です。
未経験からのエンジニア転職に特化したエージェントとしては、ウズウズIT(UZUZ IT)がおすすめです。未経験エンジニアの転職支援に強く、技術スタックや案件の実態について具体的に相談できます。
「未経験エンジニアはやめとけ」に対する僕の答え
「未経験からエンジニアはやめとけ」という声はよく見かけます。
僕の答えは、「やめとけではない。ただし、入口の選び方で結果が大きく変わる」です。
僕自身、最初の2社で後悔したのは事実です。配属ガチャ、独自フレームワーク、10ヶ月放置。正直、メンタル的にもかなりきつい時期がありました。
でも、「エンジニアになったこと自体」を後悔したことは一度もありません。後悔は常に「選び方」から来ていました。
振り返ると、こういうことです。
- 無料スクールの提携先にそのまま入社して1社目を決めた
→ 後悔した - 条件のラベル(一次請け・Java開発)だけで2社目を決めた
→ 後悔した - 3つの軸で条件を整理し、面接で具体的に確認して4社目を決めた
→ 後悔していない
「何を積み上げたいか」を自分の中で言語化し、「具体的に何の技術を使うか」を面接で確認する。それだけで、後悔の確率はかなり下げられます。
もしあなたが今、「エンジニアになりたいけど不安…」と感じているなら、まずは情報収集から始めてみてください。1社目の選び方さえ間違えなければ、未経験からのエンジニア転職は十分に価値のある選択肢です。





