4年間ずっと年収260万だったエンジニアが、転職で510万になるまでの全記録
そう思ってるなら、たぶん過去の僕と同じ状態です。
僕は1社目の年収が250万で、2社目も260万。4年間ほぼ横ばいでした。正直、「自分の経験じゃこんなもんだよな」と思い込んでいたんですが、3社目に転職したら400万、4社目で510万まで上がりました。
「エンジニア 6年目 年収」などで調べて出てくる年収に比べると、年収510万は決して高い年収ではありません。でも、転職しなかったらずっと260万のままだったのは間違いないし、3社目も4社目も自分が思っていたより年収が上がりました。
この記事では、振り返りも兼ねて転職ごとに「何が評価されて年収が上がったのか」を分解していきたいと思います。
特別なスキルがあったわけじゃないですが、行動したことで年収が上がったのは事実だと思っています。だからこそ、今「年収が停滞してるな」と感じている人の背中をこの記事で押せたら嬉しいです。
年収推移と、各転職で評価されたもの
まず全体像から。
| 転職 | 年数 | 年収 | 何が評価されたか |
|---|---|---|---|
| 1社目 | 約2年 | 約250万 | 未経験のため評価なし |
| 2社目 | 約2年 | 約260万 | JavaScriptで0→1開発した経験(ただし全体的に浅く、ほぼ横ばい) |
| 3社目 | 約2年 | 約400万 | 約3年のJava実務経験(+140万) |
| 4社目 | 現在 | 約510万 | C#・TypeScript+技術領域の広がり(+110万) |
注目してほしいのは、1〜2社目と3〜4社目で「評価されたもの」の質がはっきり変わっているところです。
1社目 → 2社目(250万 → 260万)――ほぼ上がらなかった理由
1社目には約2年いました。その間に経験した現場は5つ。半年スパンでコロコロ変わる環境です。
なぜ年収がほぼ上がらなかったか。シンプルに、転職市場で評価されるような「深さのある経験」が積めていなかったからでした。
現場が変わり続ける環境の問題
現場が短期間で変わると、こういうことが起きます。
- 技術を深掘りする前に次の現場に移る
- 「広く浅く触った」だけの経験ばかり増える
- 転職時に「これが得意です」と言える軸がない
「在籍2年」という数字だけ見ると、それなりに経験を積んでいるように思えるかもしれません。でも同じ2年でも、1つのプロダクトにじっくり関わって深い経験を積んだ人は、2年で転職しても大きく年収が上がっている印象があります。僕みたいに半年ごとに現場が変わる環境だと、2年いても中身がスカスカになりやすいんですよね。
僕の場合、2社目の転職で唯一評価されたのは、介護機器のプロトタイプ開発で0→1を経験したJavaScript(REST-API構築)の開発。ただ、それ以外は浅い経験しかなくて、結果として年収はほぼ横ばいの260万でした。
当時の年収には全く反映されていません。でも結果的に、「Javaの実務経験が途切れずに積み上がっていた。」この事実が、3社目の転職で大きく効いてきます。
2社目 → 3社目(260万 → 400万)――+140万上がったとき、何が評価されたか
2社目にも約2年いました。ここでの問題は明確で、市場で通じない技術に時間を使ってしまったことです。
2社目で積んだ技術
| 技術 | 市場での評価 |
|---|---|
| 楽々Framework2(独自FW) | ほぼ評価されない。求人もドキュメントもほとんど存在しない |
| 楽々Workflow(ノーコードツール) | 評価されない。開発経験としてカウントされない |
| Java(1社目から継続) | 評価された |
独自FWやノーコードツールに費やした時間は、転職市場ではほぼゼロ評価でした。
実際、転職活動の面接で「楽々Framework2を使っていました」と話すと、反応は正直よくなかったです。「あー、なんか聞いたことあるかも…」くらいの反応か、そもそも「何それ?」という空気。面接官がピンとこない技術は、当然ながら評価のしようがないんですよね。
転職活動で何が起きたか
実は2社目では10ヶ月間の開発もなにもない放置期間がありました。僕はそのときに見切りをつけて転職活動を始めて、転職エージェントとスカウト機能を併用して動きました。
そのとき、スカウト経由で面接を受けた企業の面接官から、こう言われたんです。
自分では「マイナーな技術しか積めてない」と思い込んでたんですが、約3年のJava実務経験は市場から見ると十分に価値がありました。(もしかすると入社してもらうための口説き文句だったかもしれませんが…笑)
結果、3社目の提示額は400万円。自分から年収交渉したわけじゃなくて、先方の提示額がそもそもその金額だったんです。
この転職から見えるポイント
ここでわかったのは2つでした。
- ①「市場で通じる技術」と「社内でしか通じない技術」で、評価がはっきり分かれる
- ② 自分の市場価値は、実際に転職市場に出てみないとわからない
①「市場で通じる技術」と「社内でしか通じない技術」で、評価がはっきり分かれる
僕の場合、独自FWやノーコードに使った約2年間は転職市場で評価されず、1社目から途切れずに積んでいたJavaの経験だけが評価されました。どの技術に時間を投下するかが、そのまま年収に反映されるんですよね。
② 自分の市場価値は、実際に転職市場に出てみないとわからない
僕は「自分の経験なんて大したことない」と思い込んでましたが、実際に動いたら「低すぎる」と言われました。自己評価と市場評価はズレる。これは動いてみないとわかりません。
ちなみに僕が使っていたのは、転職エージェントとスカウト型サービスの併用です。エージェントには条件整理や求人の裏側の確認を手伝ってもらい、スカウトでは企業から届くオファーの年収を見て「自分の市場価値ってこのくらいなんだ」と把握できました。
- Geekly
(ギークリー)
IT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェント。条件整理や求人の裏側確認を手伝ってもらえるので、積極的に動きたい人向け。 - レバテックダイレクト
企業から直接スカウトが届く。登録して待つだけなので、今すぐ転職するつもりはないけど市場価値だけ知りたい人に向いています。
3社目 → 4社目(400万 → 510万)――+110万上がったとき、何が変わっていたか
3社目では、市場で通じるメジャーな技術を一気に積むことができました。
3社目で積めた技術
| 技術・経験 | 内容 |
|---|---|
| TypeScript | フロント開発(約1年) |
| C#(ASP.NET) | バックエンド開発(約2年) |
| Xamarin → .NET MAUI | モバイルアプリのクロスプラットフォーム開発。サポート終了に伴う移行も経験 |
| マイクロサービス | ファイルデータのAWS S3転送サービスを0→1開発 |
| 基盤保守 | Webアプリのバグ修正だけでなく、基盤部分の修正・保守運用も担当 |
3社目と4社目で「評価のされ方」が変わった
ここが大事なところです。
| 比較 | 3社目の転職 | 4社目の転職 |
|---|---|---|
| 評価された軸 | Javaの実務経験(1軸) | C#・TypeScript+技術領域の広がり(複数軸) |
| 企業から見た印象(推測) | 「Javaが書ける人」 | 「Web以外(モバイル・マイクロサービス・基盤)も任せられる人」 |
3社目の転職では「Javaの経験年数」という1点だけで評価されました。でも4社目では評価ポイントが複数に増えていたんですよね。
言語が増えただけじゃなくて、Webアプリ以外の開発領域(モバイル、マイクロサービス、基盤保守)が広がったことで、企業から見た「この人に任せられる範囲」が拡大していたわけです。
要するに、環境を変えたこと自体が次の年収アップにつながっていた
メジャーな技術を積める環境に移ったこと自体が、次の年収アップの原資になっていたという話です。
3社目の年収アップ(260万→400万)って、単にそのとき年収が上がっただけじゃなくて、4社目の年収アップ(400万→510万)の土台も同時に作っていたんですよね。
年収を上げたいと思ったときに、まずやること
ここまで、転職ごとに「何が評価されて年収が上がったか」を見てきました。
ここからは、「1社目、2社目に転職する前にやっておけばよかったなぁ」と思ったことを整理します。
今の技術スタックが転職市場で通じるか確認する
僕の場合、独自FW(楽々Framework2)やノーコードツール(楽々Workflow)に費やした時間は転職時に評価されませんでした。面接で名前を出しても「何それ?」で終わる技術に2年使ってたわけです。一方で、Java、TypeScript、C#といったメジャー技術の実務経験はちゃんと評価されました。
確認方法はシンプルで、求人サイトで自分の技術スタックを検索して、どのくらいの求人が出ているかを見ればいいと思います。
- 求人が多い技術
市場で通じる可能性が高い - 求人がほとんどない技術
転職時に評価されにくい
もし、あなたが今使っている技術が後者に偏っているなら、環境を変えることも選択肢です。僕が2社目を見切って3社目に移ったのも、まさにこの判断でした。
自分の年収が市場水準と合っているか調べる
僕は自分の市場価値を低く見積もっていましたが、実際に転職活動をして初めてズレに気づきました。
市場価値を知る手段として、転職エージェントとスカウト型サービスがあります。この2つには以下の役割があると思っています。
| 手段 | 役割 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 転職エージェント | 条件整理の壁打ち、求人票の裏側(実際に使う技術・現場の安定性など)の確認をサポート | 積極的に動きたい人 |
| スカウト型サービス | 登録して待つだけで企業からオファーが届く。どんなオファーが来るか自体が、市場価値を知る手段になる | 今すぐ転職するつもりはないけど、自分の価値を知りたい人 |
僕自身、3社目と4社目の転職ではこの両方を併用しました。エージェントで条件を整理しつつ、スカウトで届いたオファーやWeb面談で提示された年収を見て「自分の市場価値ってこのくらいなんだ」と把握できた感じです。
エンジニア経験者向けのサービスとしては、この2つが使いやすいと思います。
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企業から直接スカウトが届くダイレクトリクルーティング型。登録して待つだけでオファーが届くので、今すぐ転職するつもりはないけど市場価値を知りたい人に向いています。
まとめ――年収は「積んだ技術」と「市場価値の把握」で変わる
年収250万→510万の変化を振り返ると、上がった理由は大きく2つありました。
- 3社目ではJavaの実務経験が評価されて+140万
- 4社目ではC#・TypeScript+技術領域の広がりが評価されて+110万
- 自己評価と市場評価のズレに気づけたのは、実際に転職活動をしたから
- 年収交渉をしたわけじゃなくて、適切な市場に出たら提示額自体が上がった
「自分の経験なんて大したことない」と思い込んでたのは、過去の僕も同じです。でも動いてみたら違いました。
もし、あなたも今の年収に違和感があるなら、まず自分の市場価値を確認してみてください。
- Geekly
(ギークリー)
条件整理から求人の裏側確認まで、エージェントとしてサポートしてもらえる - レバテックダイレクト
登録するだけでスカウトが届く。どんなオファーが来るかを見ること自体が、市場価値を知る第一歩になる
それでは、幸せなエンジニアライフを!



